アクリジョンの塗装の剥がし方をご紹介します。
塗装を失敗してやり直す場合もあると思いますが、アクリジョンは塗料の性質上ラッカー系とは、落とし方が異なるため、一度、乾燥してしまうと溶剤には溶けない性質があります。
溶剤に浸けて落とすことが出来ないんですよね。アクリジョンには、専用のツールクリーナーもありますが、こちらは匂いが結構きついのがネックで、プラスチック与えるダメージも気になります。
そこで、エアブラシ塗装の際の清掃につかっているバスマジックリンで乾燥したアクリジョンを落とせるが試してみました。

実験に使用するのはこちらのパーツ。
コトブキヤのN-ノーチラス号の艦橋部分です。アクリジョンでエアブラシ塗装後、スミ入れ、部分塗装をしましたが、ゴールド部分の塗装が上手く出来なかったため塗装を落としてやり直すことにしました。

塗装落としにバスマジックリンを使用します。普段は、エアブラシ塗装後の清掃に使用しています。
清掃についての記事はこちらです。
アクリジョンを使ってエアブラシ塗装する方法をまとめています。

バスマジックリン適量をZipロックに入れて、パーツをつけ置きします。

塗料を落とせるようになるには、少し時間がかかります。今回は6時間程度漬け置きしました。

漬け置きが終了した状態がこちらです。塗料を落とせる状態になっていますが溶け出す訳ではないためブラシ等でこすり落とす必要があります。
長い時間漬けておいても塗料が落ちていくわけではないので、時間を見ながら擦ってみて塗料が剥がれるか試してみると良さそうです。

ブラシで擦った状態がこちらです。
綺麗に塗装が剥がれました。※ゴールドの部分はキットにあらかじめ塗装されている部分なので剥がれていません。
スミ入れ部分はエナメル塗料なので落ちてはいませんが、アクリジョンは綺麗に落ちました。
以上、アクリジョンの塗装の落とし方でした。


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