アクリジョンの隠ぺい力をテストしてみました。
隠ぺい力が弱いとされているアクリジョンですが、黒い下地にホワイトで塗装する場合エアブラシ塗装で何回ぐらい塗り重ねる必要があるのか試してみました。
今回は、「水性ホビーカラー」のホワイトを比較に使用しました。
■塗装環境
- Mr.リニアコンプレッサーL7
- エアブラシの口径 0.5
- 圧力 0.07MPa
■希釈
アクリジョンエアブラシ用うすめ液 改
塗料1に対して、うすめ液0.3の割合で希釈







各回3~4回程度往復して吹き付けています。
発色してくるまでに、最低でも3回は繰り返す必要がありそうです。4回目になると綺麗に発色したと思います。
アクリジョンを使っているとこんなものかと思いますが、ラッカー系と比べるとどうでしょうか。
私は、リビングで塗装しているためラッカー系は使用できません。
水性ホビーカラーで塗装した画像はこちらです。


水性ホビーカラーは、3回目でこの状態になりました。
写真は撮り忘れてしまったのですが、2回目ぐらいから発色していたのでアクリジョンの隠ぺい力は、水性ホビーカラーと比べると低そうです。
普段は、水性ホビーカラーは使用しないのですがアクリジョンと比較すると塗装しやすい印象でした。多少多めに吹き付けても垂れないので光沢感を出しやすいですね。
写真だと見づらいと思いますが、割と簡単に光沢感を出すことが出来ました。

奥がアクリジョン
アクリジョンも頑張って光沢感を出そうとしたのですが、私の技術ではこのくらいが限界でした。
もう少し塗装を重ねれば光沢感は出せると思いますが、実際にプラモデルを作成する際にそんなに重ね塗りすると、塗装の厚みが出てしまいますし、時間も掛かってしまいます。
※余談ですが、水性ホビーからも2019年ごろにリニューアルされていて溶剤集も大分カットされているようですが、アクリジョンになれてしまうと少し匂いが気になりました。
塗料濃度なども関係してくると思うので、単純な比較は出来ないと思いますが下地にベースカラーを使って整えてから塗装した方が塗装回数は少なく出来ると思います。
アクリジョンでエアブラシ塗装する場合は、薄く吹き付けることがコツのようで吹き付ける量が増えると塗料が透けてしまったり、垂れてしまいます。
特に2回目まではかなり薄く吹き付けないと、まだら模様のようになってしまうので注意が必要です。ある程度、塗料が乗ってくると多めに吹き付けても大丈夫ですが、発色するまでは辛抱強く薄く吹き付けた方が塗装面が綺麗になります。
実際のパーツに塗装した状態です。
「MG ストライクフリーダム」の頭部に塗装しまいした。4回位塗装を重ねています。下地はアクリジョンベースグレーです。



まとめ
下地が黒や、グレーの場合、4回位塗装を重ねる必要がありました。
希釈具合でも変わってくるとも思いますが、隠蔽力は弱いですね。薄く重ね塗りして発色されるのがコツになりそうです。もしくは、ベースカラーホワイトで下地塗装がマストかもしれません。


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