アクリジョンでつや消し塗装を試しました

アクリジョン

アクリジョンで「つや消し塗装」を試しました。
模型店で展示されている作品を、拝見する機会がありますが、ツヤ消しがしっとりしているんですよね。

使用している塗料までは分からないですが、普段使っているアクリジョンでも綺麗なツヤ消しが出来るか改めて試してみました。

以前、「つや消しクリアー」を単体でエアブラシ塗装したことがあったのですが、ザラザラというかガサガサに近いくらいの塗装面になってしまい、使いづらいなと感じていました。

「つや消しクリアー」と、クリアーを混ぜて使用したり試行錯誤していたのですが、現在はフラットベースを混ぜて塗装する方法で落ち着いています。

改めてですが、アクリジョンで「つや消しクリアー」を使う場合の希釈率などをまとめました。
今回は、エアブラシを使って、どのような仕上がりになるのか試しています。

アクリジョンで、仕上げをツヤ消しにしたい方の参考になればと思います。

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アクリジョン クリアーの種類

アクリジョンのクリアーは3種類販売されています。

  • N-30クリアー(透明)
  • N-20つや消しクリアー
  • N-40フラットベース(つや消し剤つや消し用添加剤)

エアブラシ塗装環境

  • コンプレッサー Mr.リニアコンプレッサーL7
  • エアブラシ口径 0.5
  • 圧力 0.1

サンプル作製

まずは塗装するサンプルを作りました。
「N2ブラック」と「N5ブルー」を使って、プラスチックのスプーンにエアブラシで塗装しました。

■「N2ブラック」

「N5ブルー」

アクリジョンつや消しクリアー塗装

まずは、「N-20つや消しクリアー」を塗装しました。
比較のため、左半分を塗装しました。

希釈に使用したのは、「アクリジョン エアブラシ用うすめ液 改」です。
希釈の割合は、塗料を1に対して、うすめ液を0.3です。
メーカー推奨通りですが、塗料の濃度に合わせてうすめ液の割合を少し多くしても良いと思います。

つや消しクリアー

▼写真だと、少しわからいづらいのですが、かなりザラザラです。色も大分白っぽくなっていますね。
特にブラックは白化が目立つので、プラモデルの仕上げには、このままでは使えなさそうですね。

左側がつや消しクリアー
左側がつや消しクリアー
乾燥前に、水滴を垂らしてしまいムラになっています

「N-40フラットベース」1:1

ここからは、「N-40フラットベース」を混ぜて塗装していきます。
先ほど、塗装したスプーンの右側に「N-30クリアー(透明)」と「N-40フラットベース」混ぜて塗装しました。

混ぜた割合は、「N-30クリアー(透明)」と「N-40フラットベース」を1:1で混ぜました。
調色スプーンで、それぞれ10回すくって混ぜています。

▼「N-20つや消しクリアー」と比較して、白化が抑えられています。
塗装面もそこまでザラザラとしていません。ツヤもしっかり消えている状態です。

ブルーは「1:1」の割合でも問題無さそうです。
但し、ブラックは白化が目立ってしまいます。

光の加減では、ブルーも塗装面に白い膜が乗っているようにも見えますが、しっかりとツヤを消したい場合は1:1の割合でも問題は無さそうです。

「N-40フラットベース」1:0.8

「N-40フラットベース」の割合を少なくして塗装しました。

▼「N-30クリアー(透明)」と「N-40フラットベース」を1:0.8の割合です。

白化しているようには見えないですね。光の加減を変えても白っぽい感じは殆どないです。
少しツヤが残っているようにも見えますが、この丁度良い感じです。

右側のスプーンが0.8の割合です

▼ブラックは光の当たり具合によっては、若干白化している感じになりますが、個人的にはギリギリ許容範囲内という感じです。

「N-40フラットベース」1:0.6

最後に、「N-30クリアー(透明)」と「N-40フラットベース」を1:0.6の割合も試しました。

ブルーは半ツヤ状態ですね。
この割合だと、白化している感じは殆どありませんが、ツヤが消えている状態までにはなっていないです。半ツヤにする場合は、ちょうど良さそうですね。

今回は、一回のみの塗装ですが、繰り返し塗装すればもう少しツヤを消せるかもしれません。

▼写真だとブルーがちょっとわかりづらいです。

▼ブラックも半艶や状態ですが、白化は殆どありません。

アクリジョンつや消しクリアー まとめ

アクリジョンでつや消しクリアーを塗装する場合は、「N-20つや消しクリアー」を単体で使用しないで、「N-30クリアー(透明)」と「N-40フラットベース」と混ぜて使用すると良いと感じました。

混ぜる割合は、色や作風によっても変わると思いますが、「N-30クリアー(透明)」に対して、0.8~1位の割合で調整すると良いと思います。

半ツヤにする場合は、0.6位が良いですね。

しっとりとしたつや消し、とまではいかなかったのですが、割合を調整すれば十分使えます。
アクリジョンのつや消しクリアーで、白化して失敗してしまうという方がいましたら、「N-40フラットベース」をクリアーに混ぜて試してみてください。

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