アクリジョンを使って、ガンプラを筆塗りで作製しました。
クレオスから販売されている水性塗料です。水性なので水で薄めたり、筆を洗うこともできます。
匂いがほとんど無いのが特徴なので、リビングで塗装する場合や、有機溶剤の匂いが苦手な方にお勧めできる塗料です。
塗装の流れ
今回はこのような流れで塗装しました。
- アクリジョンベースカラーで下地塗装
- アクリジョン各色で塗装
- トップコート塗装
使用した塗料
使用した塗料です。アクリジョンリターダーは、塗料濃度の調整で使っています。
- N-22 ニュートラルグレー:ボディ、腕、脚部など
- N-69 グレーバイオレット:背面ユニット
- N-49 すみれ色:ボディ
- N-56 ミディアムブルー:ボディ、太ももなど
- BN-02 ベースグレー:下地塗装
- N-28 メタルブラック:バーニア、背面ユニット
- N-61 明灰色:頭部
- N-30 クリアー
- N-40 フラットベース
- アクリジョンリターダー





塗装に使用したキット HG 1/144 百里
2015年に発売されたキットです。
鉄血のオルフェンズに登場した特徴的なフォルムの機体です。鉄血のキットはシルエットが特徴的な機体も多いですよね。
最初はピンとこなくても、後から気になって欲しくなってしまいます。最近は手に入らくなってしまいましたが。
今回は、塗装の練習用として作製を進めました。合わせ目やなど気になる箇所もありますがそのまま塗装しています。


アクリジョンベースカラーで下地塗装
まずは下地として、ベースカラーで塗装します。
ベースカラーは、筆でも塗装出来ますが、「Mr.タンク付き筆ペン」を使用して塗装しています。
「Mr.タンク付き筆ペン」は、特にベースカラーと相性が良いと感じています。下地塗装や、ちょっとした塗装面をチェックするときにそのまま塗装できるので非常に便利です。
「Mr.タンク付き筆ペン」のレビューはこちらで紹介しています。
ベースカラーを原液のままタンクに入れて使用しています。きちんとキャップを占めていれば中の塗料が乾燥することも無いです。
少し塗料が出にくい時は、先端に水を付けてあげると丁度良くなります。
▼全体的に塗装した状態です。
色の濃淡が出てしまいました。筆ペンの塗料を出す量で濃度が変わってしまったようです。
今回は、グレー系の色で塗装するのでこのまま進めました。
アクリジョンは乾燥も早いため、温度や塗装のうすめ具合にもよりますが、塗装してから1時間位時間を置けば触っても指紋は着かないぐらいには乾燥しています。


▼胸部パーツ
小さめのパーツであれば、筆ムラもほとんど気になりません。
特にベースカラーは、塗料粒子も大きいためムラが出にくいです。

塗装後
ベースカラーで下地塗装後、各パーツに塗装しました。
塗装している最中の写真をほとんど撮っていなかったのですが、一度では発色しないため3回ぐらい重ね塗りをしています。
塗料の濃度が濃い時は、リターダーを使い調整したのですが、薄めすぎには注意が必要です。
薄める場合は、ごく少量から試して様子を見ながら調整する必要があります。
濃くなりすぎていなければ、筆にリターダーを染み込ませて軽く拭き取ってから塗料をつける位の感覚が良さそうです。
私は、アクリジョンをメインに使用していますが、筆塗りでも、エアブラシでも希釈具合がなかなか難しいです。
薄めすぎると、色が乗らないので基本は原液の状態にして、少しづつ薄めながら様子を見た方が良さそうです。
また、筆に塗料を付け過ぎても、塗料が厚くなってしまいます。
感覚的には、濃いめの塗料を薄く塗り重ねていくイメージで塗装すると綺麗に塗れる気がしています。
このあたりも練習が必要ですね。
もともと隠ぺい力が高い塗料ではないので、薄く塗り重ねるが基本なんでしょうか?



▼写真では分かりづらいですが、かなり筆ムラ、塗料の厚みが不均一になってしまった箇所があります。

トップコートで仕上げ
筆ムラを目立たなくするため、トップコートで仕上げをしました。
トップコートには、エアブラシを使用しましたが、スプレータイプのトップコートで仕上げても良いと思います。
アクリジョンは、他の塗料で重ね塗りをしても問題ありません。逆は塗装割れが出てしまうので注意が必要です。
・下地:アクリジョン →各水性塗料やラッカー系塗料 OK
・下地:各水性塗料やラッカー系塗料 →アクリジョン NG

▼エッジ部分やディティールが潰れてしまっているところもあります。
太ももの合わせ目がガッチリ残ってしまいました。




▼内部フレームや関節、武器は塗装しないでそのままトップコートしています。




アクリジョンでガンプラを筆塗り:まとめ
アクリジョンを使って筆塗りで作製しました。トップコートにはエアブラシを使用しましたが筆塗りでも楽しく塗装できました。
隠ぺい力が高くない塗料なので、薄めすぎると全然発色しないので、うまく塗装できません。
気持ち濃いめで薄く塗り重ねていくと塗りやすかったですが、まだまだ練習が必要ですね。
今後も、エアブラシと筆塗りの両方をアクリジョンを使って製作していこうと思います。


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