以前レビューしたニトロコンプv2 。
圧力にも余裕があり使い勝手が良く、アクリジョンも塗装しやすいのですが、正直私が塗装している環境だと、動作音が気になることがあります。

ニトロコンプV2の防音対策を紹介しています。
購入を検討している方の参考になれば嬉しいです。
日中であればそこまで気にならないのですが、夜間9時以降だとちょっと気になります。振動もそれなりにありますので、集合住宅の場合は個人的には注意が必要かなと感じています。
そこで、防振防音対策をして現在は使用しています。
対策をすることで、あまり気にせず使用できるようになりましたので、そのご紹介です。
前回のレビュー記事で読者様からどのような防音対策をしているのかコメントをいただいておりました。
遅くなってしまいましたが、参考になれば幸いです。
なお、ここでご紹介している方法を実際に試す場合はあくまでも自己責任でお願いします。
ニトロコンプ V2 防音対策
私の現在の防音対策は、箱を自作してその中にコンプレッサーを入れて使用しています。
箱の下にはホームセンターで購入できる、洗濯機用の防振ブロックを置いています。

外寸は高さ45cm、奥行き43cm、幅25cmです。
大きめのサーバーPC位ですね。
▼自作した箱がこちら

使用した木材は「MDF」ボードです。
ホームセンターであればほとんど置いていると思います。
100均でもMDFボードは販売されていますが、大きいサイズは無く、少し密度が低いので今回は使えませんでした。
ボードの厚みは1.2cm程度です。事前にサイズを決めておけばカットもしてくれるホームセンターがお勧めです。
また、MDFボードを購入する時は、手間でも事前に販売しているボードのサイズを調べておくと楽です。
カットしたいサイズを準備しても、ホームセンターで購入→カットするときにどのように切り出すか計算する必要があります。
なるべく無駄なくカットしようと思うと、お店にいってから考えるのは結構時間が掛かるんですよね。
私は慣れていないので、そこで結構時間が掛かってしまいました。

▼ニトロコンプV2と比較


箱は組み立てる前に水性塗料で塗装しています。
仕上げに水性ニスを塗っておくと、掃除が楽になります。
本体のサイズよりも大きめに、高さや幅をとっています。
中に吸音材を入れるためと、取り出しがしやすいよう高さに余裕を持たせています。
タンクに貯まった水抜きを定期的に行う必要があるので、取っ手を握りやすいように上の空間は広く取っておくと良いと思います。
コンプレッサーの防音、防振対策
今回の作業するに前に、防振対策を調べたのですが、「防振」と「防音」が重要だということが分かりました。
特に「防音」は「吸音材」を使用することで、音の大きさを低減できるようです。

▼内部に張り付けた遮音シート

▼コンプレッサーを収納した状態
上部に空間があるので、取っ手を使って取り出すことができます。
これ以上、高さが低いと取り出しにくいと思います。

▼蓋を閉めた状態
電源コードとハンドピースに繋ぐホースを出せるようにしています。
写真では分からないのですが、蓋はぴったりと閉まるわけではないので空気の吸入には問題は無いのかと思います。
足元に置いているので、特に音が大きくなるタイミングでは足で閉めて、それ以外は開けたまま使用することも多いです。内側に吸音材があるためか、開けたままでも大分音が小さく感じます。
但し、熱はこもり易くなるので、コンプレッサーが止まっている間は蓋を開けるなどコントロールが必要です。
これを作製したのは冬だったので、夏の使用は注意ですね。
様子を見ながら熱の排出口を作ろうかと思っています。
DIYなのでこのへんは自由に変更できるのが楽です。

▼箱の下に設置した防振マット
2つ重ねて使用しています。
箱自体の重さもあるので、洗濯機用や冷蔵庫用として販売されているものを使用する方が良さそうです。

動作音の比較
実際の動作音は箱に入れて使用した方が明らかに小さくなりました。
箱に入れる前は、同じ部屋に家族がいると「結構音がするね」と言われていましたが、現在は気にならない程度になっています。
振動も少なくなったので、床に響いている感じも無くなりました。
音の比較が文章では伝えづらく、環境や時間帯、人によっても感じ方が違いますので難しいのですが、この対策をするようになってからはうるさいと感じることが無くなりました。
床に置いて使用しているのですが、そのままだとコンプレッサーが止まった時に結構大きな音しているんだなと感じていましたが、今はそういったことも無く大分ストレスが軽減しました。
ニトロコンプ V2 コンプレッサー 防音対策のまとめ
今回は、コンプレッサーの防音対策をご紹介しました。
いきなりここまで対策する前に、まずは防振マットを試してから、それでも大きいと感じたら箱を作製してみるのもありかと思います。
振動が抑えるだけで、大分ストレスが無くなると思います。
今回、箱を作製してみて感じたポイントは、遮音材、吸音材を箱の内側に使用することです。
箱に入れただけだと、逆に音が内部で大きくなってしまうので、内側にも対策しないと逆効果になってしまいました。
遮音材、吸音材はホームセンターやAmazon等でも購入できるので手に入りやすいと思います。
これから暑くなる季節なので、温度には十分に注意しつつ使用を続けてみたいと思います。
最後に繰り返しとなりますが、実際に試す場合は自己責任でお願いします。
以上、「ニトロコンプ V2 コンプレッサー レビュー その3 防音対策の紹介」でした。


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