今回はHG「ティックバラン」を製作しました。
塗装方法はアクリジョンで筆塗りです。このキットは「水星の魔女」に登場した機体で同じく登場している「ザウォート」のフライト用の機体です。
フライトユニットなので、塗装面が大きいパーツが多く筆塗りの練習にもなると思って作製しました。
アクリジョンの筆塗り塗装の流れ
今回はこのような段取りで塗装しました。
ベースカラーで下地塗装しているので、600番くらいのやすり跡は目立たなくなります。アクリジョンを筆塗り塗装する時は、塗料にベースカラーを混ぜてから塗装すると筆ムラが出にくくなり塗装しやすくなります。
ベースカラーと混ぜると塗装しやすいのですが、あえて混ぜないで塗装してみました。
- ベースカラーで下地塗装
- 各種塗料で塗装（2回）
- トップコードで仕上げ
筆塗り塗装の準備
塗装に使用した道具です。
- Mr.ウェットパレット
- アクリジョンリターダー
- ベースカラー
- 塗料各種
■Mr.ウェットパレット
■アクリジョンリターダー
塗料が固まるまでの時間を遅らせる効果があります。筆ムラを抑えられるのですが使いすぎると薄まってしまうので使うときは筆に馴染ませるくらいがちょうど良いです。
後は塗料の硬さに応じて少しづつ加えていきます。
100均で手に入るスポイトを使うと、塗装時の手間を減らせます。
このように少量を取って垂らすことができるので、瓶を開けてからスポイトで取る必要が無くなります。
■アクリジョンベースカラー
「ティックバラン」をアクリジョン筆塗り
まずはベースカラーから。
塗料は「BN-05 ベースブルー」です。
塗装面が大きいので、塗料を多めに筆に付けますがダマにならないように注意しながら塗装しました。
パーツの端から塗り始めるのではなくて、真ん中から左右に塗装するイメージで塗装しました。
ベースカラーは筆塗りでもかなり塗りやすいんですよね。
塗料の粒子が大きいのが要因だと思います。但し、重ね塗りは2回までにしておかないとかなり塗膜が厚くなるので注意です。
ここからは、「N56 ミディアムブルー」で塗装していきます。
いつもは、塗料にベースカラーを混ぜて塗装していたのですが、今回は混ぜないで塗装してみました。
ここからの塗装がなかなか苦戦しました。
塗料を薄めすぎると隠ぺい力が下がってしまうので、なるべく薄まらないように調整したのですがまだ塗料が固いのか塗料の伸びがあまり良くありません。
結構筆ムラが出てしまっています。
カメラを変えた関係で大分色合いが異なってしまっていますが、2回ほど重ね塗りをしました。
グレー系は隠ぺい力が高いのでまだ塗りやすいですね。
このパーツには付属のシールを使いました。アクリジョンの黄色は隠ぺい力がかなり低いので付属のシールを使用しました。
塗装が終わり完成直前にトラブルです。
パーツをはめ込みしている途中でバキッと折ってしまいました。
このパーツ塗膜で接続部分に厚みが出来てしまっていたので、かっちりとハマらなくなってしまい何度か取り外しているうちに折れてしまいました。
この後、瞬間接着剤で接着→やすり掛け→塗装で修復しました。
多少色合いが異なってしまいませいたが、今回はこれで良しとしました。
最後に、トップコートをして完成です。
トップコートは、「N-20 つや消しクリアー」と「N-40 フラットベース」を混ぜたものをエアブラシで吹き付けています。
完成
完成前のトラブルもありましたが、何とか完成しました。
まだまだ筆塗りの技術が足りなく、筆ムラやパーツ端の塗料溜まりなど改善の余地ありです。
筆に付けると塗料をどの程度の量にするか、パーツの大きさごとに調整していく必要がありそうです。
以前に作製した「ザウォート」を搭乗。
こちらは、エアブラシ塗装で仕上げています。
「ティックバラン」と「ザウォート」の組み合わせは作りやすいしおススメのキットです。
今回、いろいろと失敗してしまったのでいつか再チャレンジしようと思います。
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